AIが発達した今、Webデザイナーに求められることは●●
未経験からWebデザイナーに転職・就職したい方
2023年にはChatGPTが話題になり、近年は「AIに仕事が奪われてしまうのではないか?」「Webデザイナーに将来性はあるのか?」など、多くの心配する声も上がっているようです。
AIが発達し続けている今日、Webデザイナーに求められることは何でしょうか。
今回は、現役Webデザイナーの視点から、AIとWebデザインの仕事についてお話ししたいと思います。
AIが発達した今、Webデザイナーに求められることは●●
最初に結論からお伝えすると、
AIが発達した今、Webデザイナーに求められることは
『人間味(にんげんみ)』
であると私は考えます。
『人間味』について辞書で調べると、次のように書かれていました。
人間としての豊かな情緒。また、人間らしい思いやりや、やさしさ。人情味。「—にあふれた人」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%91%B3/
「人間味」は「人情」という言葉にも言い換えることができます。
「人情」なんて言うと、もしかすると『ちょっと古臭い』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。
「人情」という言葉は、日本人らしくて、個人的には大好きです!
AIが発達した今だからこそ、Webデザイナー(やそれ以外の仕事をする人)に求められることは、人間味(人情)であると私は思います。
この人間味(人情)とは、具体的には、
- 誠心誠意クライアント様に接し、真心を込めて仕事に打ち込む
- 仕事においても人間としての思いやり、やさしさを大切にする
- 仕事においても人間として正しいかを基準に判断する
ということだと私は定義しています。
人間味(人情)は、たとえAIが無くても大事なことではありますが、今後ますます必要とされていくのではないかと思います。
このように考えるようになったきっかけは、クライアント様の言葉でした
ある時、以前ご依頼いただいたクライアント様から、2年ぶりくらいにご連絡をいただきました。
その際、このクライアント様は
「またあなたに依頼したいと思って、ご連絡しました!」
と仰ってくださいました。
こう仰っていただけるのは、本当にありがたいですね!励みになります!
当方のクライアント様(特にお得意様)は、技術力で当方を選んでいただいているというよりは、人で当方を選んでいただいている方が多いように感じています。
もちろん、適正価格で、かつ、最良のサービスを提供するように、日々心がけております。
ただそれ以上に、「なにをしてもらいたいか(値段やサービス)」より「誰にやってもらいたいか」という視点で、当方を選んでくださるクライアント様が多いように思います。
今後もAIは発達し、ますます私達の身近なものになっていくと予想されます。
そういった時代においては、「なにをしてもらいたいか」よりも、
「誰に」やってもらいたいか。
この「誰に」という部分が、どの業種・サービスにおいても、重要視されていくのではないかと思います。
AIをWeb制作に活用することも大切!
『人間味』を大切に、Webデザイナーとして誠実に仕事を行っていくのはもちろんのこと、AIをWeb制作に活用し、AIと共存・共栄していくことも大切だと思います。
現時点では、Web制作の全ての過程をAIに丸投げでやってもらうことは難しいですが、AIに指示を出して仕事の一部をやってもらうことは可能です。
Web制作において、ある程度AIに任せられる部分
Web制作におけるAIの具体的な活用方法としては、
- コーディング(プログラミング)
- 文章執筆、添削
- 書類作成
などが挙げられます。
上記は、ある程度、AIに任せることが可能です。
特に、コーディング(プログラミング)の分野におけるAIの進歩は目覚ましいものがあるので、どんどん活用していきましょう!
ただ、AIが制作したものをチェックして、必要に応じて修正する必要はあるので、丸投げは出来ません。
Web制作において、人間でないと難しい部分
AIを活用して作業時間を短縮し、その分空いた時間は、
- クライアント様の思いを汲み取ること
- クライアント様とのやり取り
- デザイン
- AIが作成したコードや文章などのチェック、修正
など、人間でないと難しいことに充てるのが良いと思います。
AIを扱う人間(Webデザイナー)がスキルアップする必要もある
人間(Webデザイナー)がAIに仕事を任せるためには、AIに指示を出せるだけの知識・スキルがなくてはなりません。
クライアント様の思いを汲み取った上で、AIが作ったコード(プログラム)や文章を人の手で改良する、といった作業も必要です。
そのため、AIを扱う人間(Webデザイナー)がスキルアップし続けることも非常に重要です。
AIでコーディング(プログラミング)したり、文章を作成したりすることも出来るとは言え、HTMLやCSSなどを学ぶことや、文章力を付けることも、Webデザイナーになるためには必要不可欠です。
ソクラテスが言う「無知の知」(=知らないということを知っている)の精神で、学び続けることが大切です!
まとめ:AIが発達しても、Webデザイナーに将来性はある!
AIが発達しても、Webデザイナーという仕事はなくなりません。将来性は十分にあるので、その点は安心してください!
ただ、今後はより一層『人間味(人情)』が求められる時代になっていくと思います。
私は仕事において、「人情の機微を知ること」を大切にしています
人間の心というものは、なかなか理屈では割り切れない。理論的には、こうしたらいい、こういうことが望ましいと考えられても、人心はむしろその反対に動くということもあろう。一面まことに厄介といえば厄介だが、しかしやはり、ある種の方向というか、法則的なものがあるとも考えられる。そうしたものをある程度体得できるということが、人情の機微を知るということになるのだと思う。
https://hrd.php.co.jp/executive/articles/post-837.php
AIは理屈で動きますが、人間の心はなかなか理屈では割り切れない。
そこに、人間ならではの可能性、人間にしかできないことがあると思います。
AIを仕事に活用しながら、人間は人間にしか出来ないことをやっていく。
AIに指示を出せるだけのスキルも身につける。
こういった姿勢が、AI台頭の時代に生き残っていくためには必要だと感じています。
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