Webデザイナーにセンス・才能は必要なのか問題にプロが答えてみた
未経験からWebデザイナーに転職・就職したい方
Webデザイナーになりたいのですが、やっぱりセンスや才能が無いと難しいですよね…?
よくこういったご質問をいただきます。
最初に結論からお伝えすると
センス=才能という意味なら、いらないです。
今回は現役Webデザイナーである私が「Webデザイナーにセンス・才能は必要なのか」問題に回答してみたいと思います。
Webデザイナーになるために生まれながらの能力は必要ない
ご質問いただいた方のように、『Webデザイナーになりたいが、センスや才能が無いと難しいのではないか』と考えている方は多いと思います。
それは、「センス=才能」と捉え、生まれながらに持っているものが無いと、無理なのではないか、と思っているのではないでしょうか。
もしそう思っているのでしたら
答えはNOです!
Webデザイナーになるために、生まれながらに持っている能力は特に必要ありません。
「センス=知識」という意味なら、Webデザイナーになるためにセンスは必要
センスとは、知識によって後天的に取得できるものである。
と私は考えています。
「センス=知識(によって得られる能力)」と考えるなら、Webデザイナーになるためにセンスは必要です。
デザインは、セオリー(ルール)通りに作られている
デザインにはセオリー(ルール)があります。
Webデザイナーは、デザインのセオリーを元にデザインしています。
具体例を言えば、
- 目立たせることだけを考えるなら、色は赤が良い
- フォントは明朝体にすると信頼感のある印象に見える
などといったことです。
つまり、セオリーという知識を持っているから、デザインできるのです。
デザインは、デザインのストックから取り出されたもので出来ている
Webデザイナーはたくさんのデザインを見ているので、Webデザイナーの頭の中には色々なデザインの知識がストックされています。
デザインは、その知識のストックの中から、その都度適したものを選択、組み合わせて作成します。
天からの閃きで「C」というものを生み出しているわけではなく、デザインの引き出しからAとBを取り出し、「A+B=C」にしているにすぎないのです。
それは、多くのデザインを知っている(知識がある)からこそできることであり、生まれながらの才能によってやっていることではありません。
そう言うともしかすると「なんだ、パクリじゃないか!」と思われるかもしれませんが、デザインに限らず世の中の殆どのものは、0から創造されたものではなく、何かしらを参考に作られたものです。
色々な知識を参考にしながら新しいデザインを作ることは、私は決して悪いことだとは思いません。
(もちろん、他社と100%同じデザインを作ってしまったら、法的にも倫理的にもNGなのは言うまでもありません。「丸パクリ」はダメです。)
ここで言いたいのは、デザインは生まれながらの才能によって0から創造するものではなく、色々な知識を組み合わせて作るものである、ということです。
新人時代には先輩から「いろんなデザインを見なさい」とアドバイスされました。
Webデザイナーに必要な後天的なセンス(知識)を身につける方法【3STEP】
ここまでで、Webデザイナーに必要なのは、生まれながらの才能ではなく、後天的な知識である。
「センス=知識(によって得られる能力)」と定義するなら、センスは必要、というお話しをしてきました。
ここからは、Webデザイナーに必要な後天的なセンス(知識)を身につける方法について解説します。
実際に私がセンスを身につけるために行ってきた方法を3STEPにまとめました。
【STEP1】色々なデザインを見る
「デザイン 参考」などとGoogle検索して、ギャラリーサイトなどで色々なデザインを見てみましょう。
色々なデザインを『なぜこのデザインなのだろう?』という学ぶという視点で見ることによって、デザインのセオリーや流行を知ることができます。
美術館に行ったり、電車内の広告を見たり、雑誌を見たり…といったWebデザインとは直接関係のないことも知識集積に役立ちます。
日常のすべてが学びの場です!
【STEP2】デザインノートを作る
1にて、良いと感じたデザインについて、簡単にメモしておきます。
スマホで写真を撮っておいてもいいですし、アイデア帳みたいなかたちでノートにまとめても楽しいと思います。
私はデザインアイデア帳を作っていました!
【STEP3】新たに作成するデザインに2を取り入れてみる
新たにデザインを作成する際に、2のデザインノートの内容の一部を取り入れてみましょう。
そうすることで、得た知識を自分のものにすることができます。
知識は使うことではじめて身につきます!
このようなステップで、センスは後天的に身につけることができます。
ひたすらこのステップを繰り返すだけです!
まとめ:Webデザイナーに必要なセンス(知識)は後天的に身につけることができる!
もし、「センス=生まれながらの才能」と捉えるなら、Webデザイナーにセンスは不要です。
Webデザイナーに必要な能力は、生まれながらの才能ではなく知識だからです。
「センス」というと色々な解釈が成り立ってしまうのですが、私の場合は、
「センス=後天的な知識(によって得られる能力)」
と定義しています。
Webデザイナーに必要な後天的なセンス(知識)を身につける方法【3STEP】は以下のとおりです。
- 【STEP1】色々なデザインを見る
- 【STEP2】デザインノートを作る
- 【STEP3】新たに作成するデザインに2を取り入れてみる
『自分はセンス(「生まれながらの才能」と捉えた場合のセンス)が無いからWebデザイナーになれないかも…』と悩んでいる方は、安心してください!
知識を身につければ、デザインは誰でもできるようになります。
知識が増えるにつれて、いつの間にか周りから「センス良いですね!やっぱり才能がある人は違うな~!」なんて言われるようになるかもしれません。
本当は「センス=努力の賜物」です!
私も最初は自分にはデザインセンスは無いと思っていました…
空創デザインオフィスでは、本業・副業問わず、Webデザイナーになりたい方へのサポートを行っております!
月額5,000円+税(税込5,500円)~、ご質問・ご相談に懇切丁寧にお応えするサービスも提供していますので、お気軽にお問い合わせください。